日本以外に住むと生じる悩みが、そう「日本食への渇望」
その中でも、栄養があって美味しい「納豆」が毎朝食べられたら、どんなに幸せだろうか。
そんな夢を度々見ていました。
アジア食品のお店で売ってる冷凍納豆は3パック入って800円以上!
頑張ったご褒美とかで食べてるレベルです笑
そんな中、夫が急に納豆を食べたいと言い出しまして、作り方を研究し出した昨今。
ヨーグルトメーカーを買って作ったらいいんじゃないか、とか話していたのに、どこぞのYouTubeに触発されて、なんだか奇妙な電気機器を買って、納豆を作り始めましたので、それについて書こうと思います。
夫が納豆を作るために買ってきた機器
ホットプレート
ででん、ホットプレートです!
これをオーブンに入れて使います。
ま、ホットプレートは鍋やたこ焼きやらがテーブルの上でできるので、これは中々嬉しい買い物かもしれません。ホクホク
温度コントローラー
なんでも、温度計がついていて、設定した温度に保ってくれる機械のようで、設定温度より高くなってきたら自動的にツイッチが切れて、低くなってきたらスイッチが付いて、温度を保ってくれるとか、くれないとか。
これ2つを使うことによって、オーブン内を38~40度に保てるようにします。(ってかヨーグルトメーカーでよかったんじゃ、という疑問は残る(;’∀’))
夫が購入したのはこんなのです→ Temperaturkontroller med Wifi
スウェーデンで納豆を作る
下準備
納豆を入れるのに使うオーブンフォームとスプーンを熱湯消毒します。
ホットプレートと温度調節器の準備
1.ホットプレートをオーブンに入れる
2.温度調節器のプラグを電源に差し込み、ホットプレートのプラグを、温度調節器に差し込む(今回は温めるので”HEATING”に)
3.温度調節器の温度センサーは、鉄板の上に置きます(この後、このセンサーの上に茹でた大豆の入ったオーブンフォームをのっける)
4.ホットプレートのスイッチを入れます(1と2の真ん中位)
5.オーブンのふたをそっと閉めておきます。
上が実測値でオーブン内の温度が見れます、下が設定値です。38~40度に設定します。
茹でた大豆と冷凍納豆を混ぜる
乾燥した大豆を茹でるところを今回は省略しまして、茹でられた大豆のパックを買ってきました。
こちらを茹でて、お湯をきって、オーブンフォームに入れて、4分の1パックの納豆とスプーンで混ぜます。
さささっ、まぜまぜ
ラップをかけて、ラップにつまようじで沢山穴を開けます。ポンポンポン
オーブンの中に入れます!
オーブンを閉じたら、このまま18時間ほど待ちます。
納豆ができた、お味は?
ねばねばとした納豆ができました~。
ここから冷蔵庫で1~2日ほど発酵させたら、結構おいしく出来ました!
でも、売っている納豆ほどは味が濃くないかも。。。
また、納豆を使って、新たな納豆を作るには、3回が限度で、納豆菌が弱くなってしまったり、雑菌が入ってしまうそうです。
大豆をゆでて、納豆菌で納豆を作ってみた
小さめの大豆がいいのかも、ということで大豆を購入!
あと、納豆菌の粉をネットで見つけたので購入、今回はこちらを800g茹でてみました。
乾燥した大豆800gを茹でたら、1600gになりました。
1.オーブンフォームやフォークなどを、前回同様、熱湯消毒します。
2.納豆菌小さじ1杯弱と、砂糖少々、お水1デシリットルを混ぜたものを用意。
砂糖を入れると、納豆菌がより働いてくれるようで入れてみました!
3.茹でた大豆をオーブンフォームに入れて、2ふりかけて、混ぜます。
なぜか、サーモセンサーを職場から持ってきた夫。
「へぇ~、意外と温度はバラバラなのね」って、これで豆の温度も分かります(多分興味でやってただけ)
4.サランラップでおおって、つまようじで、沢山穴を開けます。
5.オーブンに入れて、37度に保って、18時間ほど置いておきます。(今回は乾燥しないように、器に水を入れたものを横に置いています)
2回目の挑戦、出来栄えは?
今回は前回より上手くいった気がします!
白い膜がかぶっています!
なんでも、納豆は白い膜がムラなく一定の厚さで大豆を覆って、その後に、自己分解した菌とアミノ酸などがきれいに半透明の膜となる(溶菌状態)と、美味しくなるそうです。
白い膜がムラなくの状態ではないので、まだまだ研究が必要ですが、前回よりネバネバしています!
今回は、ICAで小さいプラスチックの入れ物を買ったので、納豆を小分けにして
冷蔵庫で2日熟成させて、冷凍庫へ入れました!
大量に小分けの納豆が出来たので、しばらくは、納豆朝食を楽しめます♪
美味しいマスタードを見つけた
だし醤油がないので、しぶしぶ醤油を。
そして、このマスタード、砂糖が入ってなくて辛すぎず、納豆にも合いました。
後は、卵の黄身を混ぜたら、だいぶ売っている納豆の味に近づいて、美味しく頂けましたよ~♪
スウェーデンで納豆を作ってみた結果
納豆菌の粉を購入し、砂糖を入れてみて、なかなか納豆の作り方のスタイルが出来てきた気がします。
1回でどーんと大量に作れたので、しばらく毎日納豆が食べれるようになって嬉しい限りです。
納豆の保温の仕方ですが
- 発泡スチロールの箱に湯たんぽを入れて、湯たんぽを気付いた時に入れ替えて、24時間くらい
- 熱々の大豆に納豆菌を混ぜて、毛布でくるむ
という方など、周りには色々な保温の仕方があるようです。
スウェーデンでも納豆生活を楽しむぞー!