始めてスウェーデンに来た日の義母とのやりとり

2009年の6月に、スウェーデンに移住する前、2008年の年末に、初めてスウェーデンを訪れました。

夫とはオーストラリアで出会い、ビザの関係で、いったん日本とスウェーデンに帰国した私達。

オーストラリアで、夫くんと涙のお別れをしてから、半年。

私がスウェーデンに行って、夫くんとの半年後の再会で、とにかく嬉しい再会だったのを覚えています。

さて、冬は夜が長く、真っ暗になる北欧。

夫の両親が住んでいる、南スウェーデンの、スコーネという場所のさらに田舎に向かったのです。

↑これはスウェーデンの地図で、赤い地域がスコーネ県。

真っ暗の町、いや村に、家は建っているものの、人がいっさいいず

「ここは、ゴーストタウンか?!」

と思ったのが最初の印象でした。

初めての夕食で

↑コペンハーゲンの空港がある駅

スウェーデンに着いて、はじめに向かったのは、夫くんのママ、義母の家。

ちょうど夜だったので、ご飯を作って待っていてくれました。

スウェーデンって、あまり食にはこっておらず、出てきたのは、スパゲッティとかウィンナーとかだったかな。

食事は、盛ってある料理を、それぞれが、食べたい分だけとって食べるスタイルです。

ここで驚いたのが、茹でたスパゲッティに、ケチャップをかけて、食べること!

しかも、それをナイフとフォークで、食べやすい大きさに切って食べる。

色々な意味で、衝撃でしたよ。

そして、取り分けて、お皿の上にある食べ物を食べ終えたら。

義母「もっと食べて」

私「はい、ありがとうございます」

勧められるまま、また食事をとって食べる私。

食べ終えたら

義母「もっと食べて」

私「、、、はい。」

またとって食べる私。

義母「もっと食べて」

私「、、、、、、、、、はい。」

お腹がいっぱいでも食べる私。

これが、何回続いたでしょうか。

お腹がパンパンになって、ようやく、お断りできたような気がします。

義母との最初のカルチャーギャップ

なんで、こんなことが起こったって?

はい、私が、義母に「いいえ」と言うことが出来なかったんです。

体育会系で育ってきたせいか、目上の人のすすめは断れない!

そもそも、義理の母と接するのが初めてで、世間一般の、義母イメージで頭がいっぱい。

この時、義母は、私がお腹が空いているのだと思って、すすめていたそうな。

ま、彼女がどう考えていたのか分かったのが、少し後になってから。

それからは、嫌だったら、目上だろうが、断ることを学びましたよ。

スウェーデンには、上下関係というものは、ほとんどないということも。

ま、今ではこの話は、度々取り上げられる、義母との懐かしい笑い話です。