スウェーデンの大学院(修士)の英語での授業

スウェーデンの大学の、学士が3年、修士が1年のプログラムに通いましたが、学士はスウェーデン人と一緒で主にスウェーデン語、科目によっては英語。修士は留学生と一緒だったので英語の授業でした。

授業で教師や生徒同士で、英語がどんなものだったのか、書きたいと思います。

スウェーデン人の話す英語はとても聞きやすい

スウェーデン人の話す英語は、きれいでとても聞きやすい、ってよく聞くし、私もそう思います。

特に若い世代の人は、小さい頃からテレビ・映画・ゲームなどで、英語に日々触れていて、自然と身についていったのだろうな、と感じる英語です。

私はイギリス英語とかアメリカ英語の差がよく分からないので、一体どういった傾向の英語を話しているのか分からないのですが、とにかくナチュラルで、変なくせがありません。

英語の語彙や表現方法も一般的な言い方をするし、スピードも聞き取りやすいペースです。

なので、外国で学びたいけど英語に不安がある、なんていう人にも、スウェーデンは学びやすい所なのかな、と思います。

ちなみに、スウェーデン人生徒と接して分かった、彼らがやりがちな英語のミスは

  • 固有名詞、特に国名・言語・国籍を大文字で始めるところを、小文字で始める
  • スウェーデン語と英語で似ている語彙を、スウェーデン語のスペルで書く 例)personal/ personnel 
  • スウェーデン語から英語に直訳することでの表現の間違い、例) living in a hotel (一泊しかしないのに) /bor på hotell

とかありますが、それでもやっぱり、綺麗な英語を話して書く人が多くて、うらやましいったらありゃしない、となります(;’∀’)

生徒の英語はレベルもそれぞれ

留学生は、アジア・中東・ヨーロッパ・北アメリカから来ていましたが、英語のレベルも話し方の訛りもそれぞれでした。

訛りが強くて何を言っているのか分からない、なんてことも起こりました。

英語のレベルが高い人もいれば、これは間違いだらけなんじゃないか、という人もいました。

ただ、英語が母国語の国から参加している生徒はほぼいなくて、アメリカからの生徒が一人だけいましたが、スピードも早く、話し方も違くて、やっぱり英語ネイティブは違うな、と感じました。

なので、クラスはほぼ英語を第二言語としている生徒なので、その分英語のレベルは、少し易しくなっていたと思うし、それに私は助けられました。

英語を母国語とする人達に混ざっての授業だったら、相当しんどかったと思います。

フォーマルな英語を学ぶ授業が役に立った

私が通っていた4年間のプログラムの間の3年目の選択授業で、英語(よりフォーマルで専門的で正しい英語を書く能力を高めることを目的とした授業)を半年間とったのですが、これが4年目の英語での授業と修士論文を書く際に役に立ちました。

半年間みっちり、英語の文法や、論文で使うようなフォーマルな英語、というものと向き合い、それまで曖昧にしていた所などを修正することができました。

もちろん、他の事を学びながら伸ばすことも大切ですが、時にその言語に集中して学び直すと、大きな発見を得ることができるし、その後同じ間違いを繰り返すなどをしなくて済みますね。

スウェーデンの大学院(修士)の英語での授業

ということで、スウェーデンの大学院(修士)の英語での授業について、感じたことを書いてみました。

外国で学びたいけど英語に不安がある、なんていう人にもスウェーデンは学びやすいところなのではないか、と思っています。

国際的な環境でも、英語があればコミュニケーションがとれる、そういった環境ってワクワクするし、面白かったです!