古代ケルト人が起源とされるお祭り「ハロウィン」
スウェーデンでも、そこまで派手ではないものの、仮装しお菓子をもらうあげる、などをします。
といっても、子供たちがお菓子をもらいに来るのも、毎年2、3回ドアをノックされるかされない位で、友達や家族とハロウィンを楽しむ、といった感じですね。
今回は、スウェーデンのハロウィンについて書こうと思います。
諸聖人の日「All helgons dag」
諸聖人の日は、カトリック教会が行う祝日で、カトリック今日の聖人や殉教した人々を記念する日。
ハロウィンと諸聖人の日は、時期と意味合いは似ていますが、スウェーデンでは厳密にいえば同義ではありません。
なので、ハロウィンの伝統である、仮装などもしますが
諸聖人の日は全ての聖人と殉教者の日、ということで、ご先祖の墓参りをします。
日本のお盆に近い考え方ですね。
諸聖人の日は、10月31日から11月6日の間の土曜日にあたり
2020年は10月31日(土)
2021年は11月6日(土)が諸聖人の日となります。
ハロウィンのカボチャは種類が沢山!
10月末が近づくと、様々な種類のカボチャが売り出され、一体どれを買えばいいんだ、と迷ってしまいます。
ということで、スウェーデンで売っているカボチャについてご紹介!
- Butternutpumpa
この見た目洋ナシのような細長いカボチャは、ズッキーニのような食感で、甘くて味わいのあるカボチャです。
1年中売られていて、サイズが小さめなので、人気があります。
オーブンで焼いたり、スープにしたり、ラタトゥイユなんかも作れます。
- Muscatpumpa
ぼこぼことした裂け目が特徴のこのカボチャ。
甘みが強く、スープやカボチャのパイにしても美味しいです。
- Halloweenpumpa
こちらが、ハローウィンで一番よく見かける、ランタンを作るのにも定番なカボチャで「Jättepumpa」とも呼ばれています。
にんじんとズッキーニが混ざったような味で、スープ、パイ、グラタンなどによく合います。
- Prydnadspumpa
小さくて見た目がかわいいこちらのカボチャたちは、観賞用に作られています。
食べることもできますが、美味しくないそうなので、ご注意を!
お家にちょんと置くだけで、ハロウィンの雰囲気をぐっと盛り上げてくれます。
他にもまだまだ種類がありますが、これらがなじみのあるカボチャとなっています♪
ハロウィンにカボチャのランタンを作ろう!
ハロウィンになると、家の前にカボチャのランタンを飾るお宅が多く見られます。
【使うもの】カボチャ(halloweenpumpa)、ナイフ、スプーン、ペン
- 下手の部分をくり抜きます。
- 種などの中身をスプーンでかきだします。(中身をきちんとかきだしておくと、後で腐ることがなくなるので、なるべくガリガリしましょう!)
- カボチャの外側に顔など模様を描きます。
- ナイフで切り抜きます。
- 火をつけたロウソクを入れて飾りましょう!
種もオーブンで焼くだけで、美味しいチップスになるので、捨てないでとっておいてもいいですね!
カボチャのスープのレシピ!
様々なカボチャのスープがあると思いますが、私は義母が作ってくれるスープが美味しくて大好きなので、ここでレシピを紹介します。
使うのは、Halloweenpumpaです。
義母のカボチャスープ 8~10人分
【材料】
- A. 1kg のカボチャ (皮をむいたら800g)
- A. 赤の玉ねぎ 1個
- A. にんにく 1かけ
- A. とうがらし 1本 or チリペッパー少々
- A. なたね油 大さじ1杯
- A. カレーのスパイス(Curry orientalisk) 小さじ2杯
- A. 塩 小さじ1杯
- トマト缶(つぶしたトマト) 2dl
- チキンブイヨン 5dl (1個のチキンブイヨンと5dlの水)
- ココナッツミルク 2dl (生クリームでも可)
【作り方】
- カボチャを半分に切る。
- 中身をくり抜く。
- ある程度小さい大きさに切り分け、皮をむく。(私はカボチャが硬くて手を切ったので、どうぞお気をつけて!)
- なたね油を鍋に入れて温め、Aの材料を入れ3~4分炒めます。
- さらに、トマト缶とチキンブイヨンを入れて、15~20分カボチャが柔らかくなるまで煮込みます。
- 5をミキサーにかけて、ココナッツミルクを混ぜます。
- もう1度鍋に戻して、味を調えながら少し煮込んで完成です!
うちでは、パンと一緒に食べてます。
3で取り出した種は、洗って乾かし、オイルと混ぜて200度位に温めたオーブンで、様子を見ながら10分ほど焼くと、塩をかけるだけでとっても美味しいカボチャの種チップスになるので、お試しください♪
ハロウィンを家族や友達と楽しむ
お墓参りをして、その後は、ハロウィンを家族や友達と楽しみます。
多くはありませんが、お菓子をもらいに家を回る子供たちもいます。
昨年の2019年は、レストランも開いていてにぎわっていて、キヨスクのお姉さんもお菓子をくれました。
2020年は、お店が閉まって外にはほとんど人がいませんでした。
と、こんな感じでハロウィンを楽しんでいます。