スウェーデンの小学校に行く準備とは

この国で育ったことない私にとって、子供の学校生活は分からないことだらけで、日々カルチャーショックを受けています。

長男が保育園から小学校へ上がった時、一体親として何をすればいいのか、分からないことだらけ。

でも、始まってみれば、あまりにも手続きや準備をするものが簡単で、こんなんでいいのだろうか、とむしろ不安にもなったものです。

今年8月から次男も小学校に通うことになったので、保育園から小学校に上がる際にする手続きなどについて、ここに書いていこうと思います。

保育園が終わる日はさらっとくる

息子達が2歳や3歳から通ってきた保育園。

保育園の先生とは、お迎えの時などにもちょこちょこ話すので、距離が近くて、子供達が小さい時は、子育ての事なども相談したものです。

私も保育園の先生方の助けがなければ、学校には通えなかったし、元気な先生たちに沢山救われてきました。

でも、別れは突然さらりとやってきます。

そして卒園式があるわけではないので、「今日で終わりでさよーならー」とまるでいつものお迎えの時かのように、保育園最後の日がやってきたりします。

長男次男と長い間お世話になった先生方、本当に感謝しております。

ちなみに、息子達が通った地域では、小学校が始まる前に、2回ほど小学校に見学に行く機会が設けられ、同じ保育園から同じ小学校に行く生徒同士で、小学校を訪ねました

小学校入学の手続き

小学校は8月から始まるので、その年の3月頃に自治体から、小学校の申請をするように、とのメールが来ました

そこにあったリンクから自治体のホームページを開き、小学校を選び申請をします。

その後数日で、入学許可と学童を申し込みをしてくださいとのメールが来て、また自治体のホームページから学童の申し込み。

手続きは以上でした。

紙に記入する必要や、誰かと話す必要もなく、これまたさらりと終わった入学手続きでした。

小学校入学にあたっての説明会

小学校が始まる前に、小学校入学にあたっての説明会がある、と学校からメールが届きました。

行ってみると、さらりとどのような授業があるのか、学童はどうなのか、などの説明がされました。

この時点でどのクラスに行くのか、担任が誰なのか分からず、その後郵便で通知が来ました。

が、担任の先生の名前が書かれていても、誰なのか顔が分からない、結局学校が始まって1日目に先生の顔を見ることとなりました。

6歳から小学校0年生がさらっと始まる

6歳から小学校が始まりますが、まずは小学校0年生(förskoleklass)という、小学校の準備の1年間があります。

まだこの期間は、保育園と小学校の間という感じで、教室の一角におもちゃもあったりして、遊びを入れつつ学ぶ、という感じです。

そして、ここでも入学式はないので、1日目がさらっと始まります

ってか、先生から親御さんに向けての挨拶、なんてのもなく、生徒たちは自分達でぞろぞろと教室に入って行って、親たちは内容分からずまま、1日目が始まります。

長男は初日に大泣き。

私は最初の1週間ほど、長男にくっついて学校に数時間いさせてもらいました。

教室は、椅子のあるいわゆる教室と、椅子などが無く座って授業を受けれる場所がありました。

小学校入学にあたり準備するもの

ランドセルは無いのだろう、とは思っていましたが、「持ち物」とかいうプリントが渡されるわけでもなく、とにかく始まる日にちしか分からない状態でした。

結果、準備するものは、学校に置いておく

  • レインコート(上着とズボンが分かれているタイプ)
  • 長靴
  • 着替え(靴下・シャツ・ズボン)
  • コップか水筒

だけ持って行って、各自の生徒用の荷物置き場が用意されていたので、そこに置きました。

驚いたのが、各自のお道具箱が用意されていて、そこにペンやのり、はさみ、色鉛筆などが入っていて、授業中使う鉛筆、ノート、教科書なども学校で貸してくれます

なので、かばんも基本持っていかなくてもいい状態で、休憩時間に軽食を食べたい生徒は各自バナナやパンなどを持ってきます。

授業が終わったら学童へ、料金など

0年生は8:20~12:30まで授業があり、その後は同じ建物で学童があるので、そのまま子供を預けておけます。

先生は学童の先生もいれば、小学校と学童を兼任している先生もいました。

学童の料金は

  • 子供が1人の場合、収入の2%、上限1007kr (約1万3千円) (自治体によって変わってくると思います)

これも子供が増えていくと、2人目から値引きされていきます。

私の場合、長男が学童に、次男が週33時間ほど保育園に行っていて、2人合計で月約1364kr(約17600円) 程払っています。

周りの親も働いたり、勉強している人が多くいて、学童や保育園に預けられるのが、本当にありがたいです。