スウェーデンの大学に入学するには
- 入学申請に必要な単位を取得(スウェーデンのKomvuxなどで勉強するか、日本で取得した単位をUniversitets- och högskolerådetに送って、スウェーデンのものに変換してもらう)
- antagning.seで行きたい大学やプログラム、単一のコースを検索・申請
- 合格通知を受け取る
という手順をふんでいきます。
スウェーデンの大学に入学するためのシステムについてはこちらです↓
今回は、いざ合格したらどういった手続きが必要なのか、について書こうと思います。
スウェーデンで大学に合格してからの手続きとは
大学によって変わってくることもあるかと思いますが、大まかに言って必要なことは
- Antagning.seで受けたいプログラムやコースを確保する
- 大学のホームページで、ユーザーアカウントを作成する(ID・メールアドレス・パスワード取得)
- 個別のページにログインして情報を集める
- 必要な場合は、学生証の作成
- Student ladokでコースやプログラムを登録する
- 必要な場合は、CSN(学生補助金)の申請
といった流れになります。
詳しくみていきましょう!
大学の申請期日や、合格発表の日など、大切な日にちは、Antagning.seのViktiga datumから確認できます。
そして、いざ合格したら、とても大切なのが、Antagning.se のホームページで、受かったプログラムやコースを確保することです。
通常、合格発表の日から1週間ほどが期限なので、忘れずに!
Antagning.seでの、大学の申請などの重要な日にちはこちらからチェック↓
では、プログラムやコースを確保していきましょう!
このように、合格しているプログラムやコースを受けたい場合は”JA”にクリックしてから確定します。
受からなかった場合(Reserv)も”JA”で確保しておくと、他の人がそのプログラムやコースを受けずに辞退することで、順番が回ってきて、受けれるようになることがあります。
意外に多くの人が辞退するので、順番待ちをしたい場合は”JA”にしておきます。
受けない場合は、”NEJ” をクリックしてから、最終的に確定(skicka)します。
そうすると、大学側からその後の手続きについてのメールが届くので、ここからは、大学によって、またプログラムか、単一のコースかによって手続きが変わってきます。
大学が住んでいる場所から離れている場合、アパートの順番待ちをするなど、の手続きも必要になります。
大学別で見てみよう
だいたい、この後の手続きは、どこの大学も流れは同じようですが、今回はLuleå Tekniska UniversitetetとHögskolan Dalarna の流れを見ていきましょう!
Luleå Tekniska Universitetet
- 受かったプログラムやコースを確保する(Antagning.seでJaをクリックし確定)
- ユーザーアカウントを作成する (大学のシステムやメールにアクセスすることができる)
- Mitt LTUにログインする
- これから学ぶプログラムやコースについての情報がMitt LTUから得ることができる
- 単一のコースの場合、コースが始まって3日以内にStudent ladokからコースを登録をする
- 大学で学生証の作成
ユーザーアカウントを取得することで
- 大学のシステム
- 学生ポータル
- wi-fiへの接続
- 大学のメール
などへのアクセスができるようになります。
ここの大学の場合、メールや授業のスケジュールや試験、図書館など、すべてのアクセスが一つのページからできます。
Luleå Tekniska Universitetet の新入生のためのページはこちらです↓
Högskolan Dalarna
- 受かったプログラムやコースを確保する(Antagning.seでJaをクリックし確定)
- ユーザーアカウントを作成する (大学のシステムやメールにアクセスすることができる)
- Student Webbにログインする
- これから学ぶプログラムやコースについての情報がStudent Webbから得ることができる
- コースが始まる2週間前にコースをStudent ladokで登録する
ユーザーアカウントを取得すると、個人のStudent Webbにログインすることができて
- 授業のスケジュール
- メッセージ
- メール
- オンラインの授業のビデオチャット
- Zoom
- Student Ladok
へアクセスすることができます。
Högskolan Dalarna の新入生のためのページはこちらです↓
授業が始まる前に確認しておくこと
- 個人のページ
- メール
- 授業スケジュール
- 図書館へのアクセス(資料を集めるのに必要)
- Student ladok
などがどこから見れるのか、アクセスできるのか、大学が始まる前に確認しておきます。
今後、授業についてなどの連絡が、メールや個人のページに届くことになると思います。
授業が始まってから、この情報はどこで得られるのか、といった質問が生徒から挙げられることがよくあるので、余裕のあるうちに調べておきます。
また、学生ID・パスワード・メールアドレス、は忘れずにどこかにメモしておきます。
私は全てKeepassで管理しています。
大学に通う場合、学生証がないと入れない教室などがあるため、学生証が必要になりますが、私は今回オンラインの授業のみの単一のコースなので、学生証は作成しません。
Student ladokでコースを登録・成績を確認
プログラムや単一のコースが始まる前や始まった後(大学によって時期が変わります)に、Student ladokからプログラムやコースを登録する必要があります。
これは、プログラムやコースを確保するために必要なので、忘れてはいけません。
また、Student ladok から成績や試験の結果が確認できます。
そして、大学によって変わってきますが、試験を受ける前にここでの登録が必要だったりしますので、Student ladokへのアクセスの仕方を確認しておきます。
CSNへ学生補助金の申請
プログラムやコースを登録して、数日後からCSNの申請ができます。(私の場合SMSでCSNから申請ができますよ~、と連絡が来ました)
お子さんがいる方などは、少し上乗せされた額がもらえますので、忘れずに!
CSNについての記事はこちらです↓
スウェーデンで大学に合格してからの手続きとは
ということで、スウェーデンで大学に合格してからの手続きについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
大学に行けることが決まったら
- 学生ID・パスワード・メールアドレス
- どこにどんな情報があるのか(メール・スケジュールなど)
- いつから授業が始まるのか
- プログラムやコースを登録する期日はいつなのか
をチェックしておくと、始まってから慌てるこが少なくなり、授業に専念できると思います。
結構、ホームページによっては情報が探しにくかったり、慣れるまで時間が必要だったりするので、大学の個人のページを色々いじってみることをおすすめします。
大学生活がスムーズに始まりますように。