スウェーデンの大学でビジネスと経済学を選んだわけ

日本では体育大学を卒業した私。

大学でビジネスや経済を学んだことなどありませんし、そもそも勉強よりもダンス優先で踊りまくっていました。

その時に、体育教員の資格を取得し、体育教師として働いた私が、なぜビジネスと経済学をここで学ぶことになったのかを書いてみます(`・ω・´)

スウェーデン語習得のために見たテレビ番組

スウェーデンに移住して2年ほど経ったころでしょうか。

スウェーデン語を伸ばすために、自分が好きになれるテレビ番組を探していました。

そこで見つけたのが、スウェーデンで人気の番組「Lyxfällan」

Lyxが贅沢、fällanが罠という意味で、経済的困窮に陥ってしまった人たちを経済のエキスパートたちが助けるという内容です。

これに一気にはまってしまったのです。

ドラマチックな経済救出劇

助けを求める人たちは、収入以上のお金を贅沢に使ったり、ネットカジノ依存になったり、様々な背景でかなり経済困窮に陥っている人たちばかり。

それを、エキスパートたちは

1が月の収入に対してこれだけ赤字なんだー!

借金やローンはこれだけあるんだー!

1年で、お菓子・外食・ゲーム・お酒など、これだけ無駄なことに使ってるんだー!

と結構派手な演出で、相談者に現実を見せつけていきます。(ここ最近は予算縮小のためか、派手な演出はなくなりましたが( ;∀;))

これに対して相談者たちは、泣くわ・わめくは・意気消沈するわ・怒るわ

でもいつも最後には、借金をきちんと返せる状態にし、予算を立て、エキスパートは帰っていきます。

相談者の顔が、どよーんとしたものから、晴れやかに変わっているのも、見てて気持ちがいいです。

経済に興味を持った

このLyxfällanは2006年に始まった、かなり長く続いている番組です。

ネットで見れるので、夢中になって全て見ました。

(2020年の現在で約280回ほど放映されています)

最初は、経済用語など、何を言っているの分からなかったのが、徐々にわかるようになり

それと同時に、経済やお金に興味を持つようになりました。

興味があるなら、大学で勉強すれば?


Lyxfällanにはまりつつ、申請に必要な単位を取り終えたので、大学の保育科(förskollärarutbildning)に受かることができ、行きはじめましたが、どうしても興味が持てずに悩んでいました

悩みつつ、大学に行き始めた時には妊娠していたので、出産・育児のために休学。

休学中に今後どうしたいか考えていたら

夫が「経済に興味があるなら、大学で勉強すれば?」と言ってくれて、保育科をやめて、復学後にビジネスと経済学を学ぶことをにしました。

応募した学科は、今通っている大学で13倍ほどと、一番競争率が高かったのですが、運よく入学

始まってみたら、内容は本当に興味深くて、体力が許すなら1日24時間勉強していたい、と思うほど夢中になりました。

大学の進路をすぐに変えることができたのは、本当に有難く

この歳になって、ここまで夢中になれるものに出会えて、それを学べることが、何よりも嬉しいです。