![スウェーデン人の彼と出会って婚約するまでの5カ月間](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_768/https://owarai.love/wp-content/uploads/2020/07/P1090604-1024x768.jpg)
オーストラリアのクイーンズランドにある「タリー」という小さい町で、私と夫君は出会いました。
当時、高校を卒業したばかりで、ワーホリでオーストラリアに来た夫君と
教師をやめて、同じくワーホリでやってきた私が、どうやって出会い、その5カ月後に、婚約に至ったのか、懐かしく思い出しながら書こうと思います。
タリーのバナナファームで夫君と出会う
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オーストラリアのワーホリでよくあるのが「ファームで働く」こと。
野菜・果物・動物のファームがあちこちにあります。
旅費を稼ぐためや、ワーホリビザを1年延長するために、ファームで仕事をすることが条件だったこともあり(2008年の話です。今はどうなんでしょう)ファームでは様々な国からやってきた若者が働いていました。
私も、ケアンズの語学学校に3カ月通ったのち、バナナファームが沢山あるタリーに移ってきました。
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泊まっていたのが、バックパッカー用の宿「Banana Baracks」🍌
ここは安宿、男女ごっちゃで寝泊りする8人部屋!
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こんな部屋が10部屋位あったかなと思います。
台所・トイレ・シャワーはもちろん共同!
でも、ヨーロッパやアジアの、様々な国からやってきた若者とごっちゃの生活は、本当に楽しかったです。
ここで生活して2カ月ほどして、1つ空いたベッドにやってきたのが、今の夫君でした。
なので彼とは、出会ったその日から、同じ部屋で寝泊りしていました。
最初から話しやすかった夫君
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当時のことはよく覚えていて、彼が来たその日、餃子を作ったので、友達に餃子を振る舞いました。
そこで、彼にも食べてみないかと声をかけて、箸の使い方を教えてあげました。
その次の日、彼が初めてのバナナファームでの仕事を終えた後、2人で話し始めたのですが、結局2時間位話したと思います。
私の英語は相当なもので、さぞかし聞き苦しかったとは思いますが、最後まで聞いてくれて、結構深い話が出来たのです。
人と人が話せるって、言葉だけじゃないんだな、ってその時思いました。
はじめから一緒にいることが居心地がよくて、会って3日目に付き合い始めました。
ま、でもその当時彼は19歳で、2人に将来があるなんて、思ってもいませんでした。
出会って1カ月後、オーストラリアを巡る旅に出る
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オーストラリアは、大自然や特色のある町や街など、旅行者を魅了する場所が沢山!
バナナファームでの仕事を終えて、2007年12月末から、二人でオーストラリアを巡ることにしました。
まずは、タリーからケアンズに行き、気球に乗ったり、バンジージャンプをしたり、ツアーに参加したりして数泊し、花火を見て年越し。
その後、ノーザンテリトリーであるダーウィンに飛行機で行きました。
そこでまた観光を楽しんだのち、今後の旅資金を得るために、ファームで働くことに。
見つけた仕事はレモンファームでの仕事。
バスでダーウィンからキャサリンという町に行きました。
レモンそしてスイカファームへ
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二人の荷物はこんな感じで、あちこち巡りました( ´艸`)
キャサリンでは、博物館に行くなど観光もしましたが、目的はお仕事です。
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ここに泊まって、レモンファームで、ベルトコンベアーで流れてくるレモンをチェックする仕事をしました。
クーラーの効いた室内での快適な仕事でしたが、シーズンが終わってしまって、数日しか働けなかったので
がっちり働けるという噂だった、スイカファームへ移ることとなります。
キャサリンのスイカファームでの過酷な3カ月間
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キャサリンの中心部からずっと離れた、スイカファームへ移動。
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周りには店もなく、町へは車で30分以上走らなければいけない場所にあり
クーラーの付いた個室はあるものの、見ての通り小さい部屋!
ここで、様々な仕事をしましたが、彼は主に、トラクターに乗り、畑にビニールを敷いていく仕事
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私は主に、苗や種を、だだ広ーい畑にひたすら植え続ける仕事をしました。
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ここのファームは「Red Dirt Firming」という名の通り、赤土でできた土地で、毎日泥だらけになって働きました。
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ファームの仕事で知った彼の根性
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ここで3カ月働こう、と最初に決めていました。
一緒に働く人たちとの交流もとても楽かった。
でも、気温40度の炎天下で、ほぼ週7日の1日10時間以上の仕事は、結構きつかったのです。
3カ月まであと2週間ほどとなった時に、辛くてたまらなくなり
「もう十分頑張ったから辞めよう」と言うと
彼は、私が辞めても自分は最後まで続ける、と言いました。
勘弁してよ~、と思いましたが、これが彼のやり方だと初めて知ります。
目標を決めたらたどり着くまで、ひたすらに続ける人だったのです。
私は自分が体育会系で、結構ハードな部活に所属していたこともあり、根性ある方だと思っていたので、衝撃的でした。
この後も、彼の決して器用ではないけれど、目標を達成するまで続ける姿勢に、驚かされることになります。
ファームで婚約
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二人が将来について話し合ったのは、あるお休みの日のこと。
「今後どうしていこうか。
ずっと一緒にいたいけど、それには、どうすればいいかな。
結婚が一番ビザが取りやすいのかな。
よし、結婚しよう。」
ってな感じで、話し合った結果、婚約となりました(;’∀’)
出会ったその日から5か月間
毎日24時間衣食住を共にし、旅をし、仕事をしてきたので
金銭感覚、好み、価値観など十分に分かっていました。
そして、二人でいることが居心地がよく、問題があれば、気が済むまで話し合うことができました。
不安はほとんど無かったです。
両親がオーストラリアに来てご対面
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メロンファームでの仕事を終え、そこからザ・ガン鉄道に乗って、アリススプリングスへ
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クーバーペディ
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アデレード、メルボルン、キャンベラ、ゴールドコースト、バイロンベイと経由して、2カ月ほどかけて、シドニーへ。
そこに私の両親も来てくれ、彼とご対面
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電話で、婚約したことを伝えた時は「ちょっと待ってよ」と慌てていた両親ですが
実際に彼と会って、一緒に過ごして
最後の夜「娘を幸せにしてくれるか」と父が、用意してきた英文で、たどたどしく質問して
「はい」と答える彼に、安心した様子で、日本に帰っていきました。
ということで、オーストラリアでの生活は、とても懐かしい、今でも幸せな思い出です。