私は、息子たちが2歳と4歳の頃から、大学に通っていますが、子育てしながら学生というのは、スウェーデンでは、そんなに珍しいことではありません。
それでも、始める前は、子育てや家事と共に、勉強もやっていけるのか、不安ではありました。
そして、何よりも言葉が心配でした。
ネイティブの人と比べたら劣っているし、勉強にも時間がかかります。
それでも、今まで何とかやってきて、卒業までも諦める気もないので、為せば成る、ということなんだろうな、と思っています。
そして、なによりも、スウェーデンのシステムと、周りの助けがあってこそ、やれているのだな、と実感します。
ということで今回は、私の、スウェーデンでママをしながらの学生生活について、書こうと思います!
コンフォートゾーンから抜け出す

大学に行く前の数年間は、ずっと子育てで、家に子供といる日々。
そろそろ家にいるのが辛くなり、外に出たいと思いました。
しかし、子育ての日々から、突然スウェーデン人の若者に交じっての大学生活は、差がありすぎました。
大学初日、イケメンの国スウェーデンなので、教室には、本当に嫌になるほどに、それはそれは顔の整った、身長の高い若い男女が、ぞろぞろと集まってきました。
居心地の悪さはマックス、明らかにコンフォートゾーンの外側で、緊張やらなんやらで、気分が悪くなるほどでした。
今は、居心地がよいとまではいいませんが、どうでもいいや、という感じです。
強制的にコンフォートゾーンを広げられたかな、と思っています。
時間のやりくりの仕方

子供達の幼稚園や学童(小学校は授業の前後、同じ施設で子供を預かってくれます)は、預けたい時間を指定できます。
二人とも大体8時30分~16時30分で、預かってもらっています。
上の画像は、授業の時間割で、週2~3回の授業があるのが通常です。
課題は、グループワークが多く、授業以外の時間にグループで集まって作業をしたり、自身の勉強時間に充てます。
授業は通常16時までには終わるので、その後、自転車で子供を迎えに行きます。
家から大学までは、自転車で20分ほど。そして、幼稚園と学校はその中間にあります。
夫くんも同じ大学で働いていて、時間にはかなり自由がきくので、送り迎えを夫くんに頼むこともできる状況なので、なんとかやれてます。
子供が病気になるのが、一番困ってしまいますが、それでも、授業を泣く泣く休むか、夫くんに家に残ってもらうか、などをして、対応しています。
日中の時間だけでは、勉強時間が足りないことが多いので、子供を寝かしつけたあと、夜中に起きて勉強しています。
週末に、図書館で勉強をすることもあります。
経済的なやりくりの仕方

経済的にやりくりできているのは、まさにスウェーデンのシステムがあってのこと。
スウェーデンは学費が無料なので、そこは本当にありがたい所。
さらに、月約5万円の学生の補助金(子供がいるために高めで、子供がいない場合は3万円ほど)
また子供手当が、月約3万円(子供2人のため、子供1人だと1万4千円ほど出ます)
また、日本語教師をしているので、そこからやりくりしています。
そんなんで、学生をしながら、食費・携帯代・教育費(幼稚園・学童)・趣味の投資、を支払うことができています。
贅沢はしていませんが、大学で経済を学び始めてから、投資に興味を持ち、株やファンドを買えているので、買い物欲みたいなものは、かなり満たされています。
家族の家計を圧迫することなく、この状況で、学びたいことを、思う存分学べているのは、本当に有難いな、と感じています。